21世紀アートボーダレス展2019 出品作品
2020年 01月 07日
昨年11月~12月に開催された「21世紀アートボーダレス展2019」
昨年夏にアトリエカルトナージュ認定講師となり、初の出展となりました。
六本木の国立新美術館に展示していただけるという、とても光栄なことでした。
テーマは「JAPAN」 夏頃から頭の中はJAPANだらけ。残念ながら考えても何か降りてくる兆しはなく。。。
9月に入り、まずは思いつくままに手を動かしました。
作っていくうちに新しいアイデアも浮かび。 でも時間がないことにも気づき。。。
ほぼ全ての週末をかけて完成させました。
作品のタイトルは「雅(みやび)」
見るからにJAPANでお恥ずかしいですが。。。笑
華麗で繊細。まさに日本の雅を象徴する「金襴織物」を使って表現したい。
まずはそこからスタートしました。
1つ目の作品は鮮やかな朱色の織物をベースに、茶箪笥をイメージして作り始めた。。。
はすが。。。
結果的には建物化してしまってますね。 笑
7つの引き出しは、タイルやエンボスで立体感を出してみたり。
織物を重ねて掛け軸風にしてみたり。
カットで苦労した台座の脚のうねりデザインですが、とてもお気に入りです。
左右に動かせる障子も作ってみました。
ホームセンターで丁度よい木を発見。
のこぎりでこつこつ。
同じ素材でらんたんも作り、ぶら下げてみました。
裏面は「菊」をイメージして織物やクロスを重ねました。
大きなタッセルをポイントに。
両サイドは鮮やかな朱色の織物をメインに。
本当に美しい織物に出会えました。日本独特の色味です。
木枠、擦りガラス風の窓もデザインしてみました。
擦りガラス風。。。実は家に眠っていたコースターです。
2つめの作品は
・様々な色、柄の金襴織物を重ねて表現したい
・光が通る空間を造りたい
・日本庭園を造りたい
という想いを実現するため、六角形をベースに考えてみました。
もう完全に「建築物」を建てようとしてましたね。。。笑
朱色と相反するの「漆黒」の織物をベースに。
こちらも素敵な2つの織物に出会えました。
正面の1階床部分は様々な紙やクロス紙を合わせ、日本庭園をイメージ。
(↓の写真では撮れてませんが)タイルを使って立体感を。
こちらもなぜか家に転がってたタイルです。
2階部分は光が入ると模様が反射するよう、3つの形の異なる窓を作り。
屋根部の蓋の中に、小物をしのばせました。
後ろ姿も華やかに!
小物たちも時間がある限り作りました。
右側の小物は、水に浮かぶ蓮の花をイメージ。
水をどう表現しようか・・・と悩み、こちらもタイルを並べてみました。
と、作品の説明にお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回初めて出展させていただきましたが、
先生方の「生みの苦しみ」を身をもって体験することができました。
作成中もやり直しがきかないプレシャーと迫る時間に追われ、ちょっとした緊張感の中の作業でしたが、
カルトナージュ人生において、自分の成長につながるとても深い経験をさせていただきました。
ビジャー先生はじめ、これまでカルトナージュをご指導いただいたS先生、M先生。
展示会にてご一緒させていただいた講師の方々。
作品を見に足を運んでくださった皆様。
心より感謝いたします!
本当にありがとうございました。
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